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アメリカントレーラー 電気のお話

アメリカントレーラーの電源設備がどの様になっているか解説したいと思います。

電気に関することは難しく、頭を悩ます人も多いのですが、できるだけわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。実はどれほど難しいことではありません。


トレーラーは100V電源と12V電源で構成されています。 つまり、100Vで動くものと12Vで動く物があり、それにより使えるものと使えない物があります。 外部電源を繋いでいる場合は、基本的には全ての物が使えるわけですが、外部電源が接続されていない場合は、100Vで動くエアコンや電子レンジなどは動きません。 よく【バッテリーでエアコンはどれだけ動きますか?】という質問を受けますが、動きません! エアコンは100Vで動く仕様の物です。 何が100Vで動く物で、何が12Vで動いているものか確認しましょう。 アメリカンの場合はエアコン、電子レンジは100V、テレビは基本的に100Vで動くものです。つまり外部電源が接続されていないと動きません。 それ以外の物は12Vつまりバッテリーでも動くものです。

必要電気容量のお話

アメリカントレーラーは100Vで15アンペアから30アンペアの容量を必要といます。これが一番皆様の頭を悩ませるところです。(アンペア=以下Aと表示)

15Aとは1500Wのことになります。 30Aであれば3000W

1500W÷100V=15Aという計算式になります。 W(ワット数・消費電力)は使う電気の消費電力になります。

ご自宅の家電にもよくこの表示が記載されています。

このトレーラーを動かすためには15A必要とよく説明します。

わかりやすく自宅の家電で解説すると、冷蔵庫500W 電子レンジ900W エアコン400W

これの合計は1800W 全ての家電を動かすためには1800W÷100V=18A 必要となるわけです。

15A必要とされるトレーラーは備わっている装備全体で1500Wの消費電力のトレーラーであるというわけです。 ですが、家と異なり、エアコンと電子レンジが同時に使えない!というモデルをあります。 同時に使いたければ、15Aより大きな供給電源つまり20Aや30Aのコンセント接続してあげなければなりません。 自宅などの環境であればそのようなことも可能な場合がありますが、出かけた先のキャンプ場やRVパークでは10A~15Aというところがほとんどです。 トレーラーが大型化すればそれだけ供給してあげないといけない電力も大きくなるので、日本では15A程度でまでで動くトレーラーが現実的でしょう。 もちろん大きな電力を提供しているキャンプ場もございます。大きなトレーラーも標準のエアコンを取り外し、家庭用エアコンなどに付け替えれば消費電力を抑えることができ、小さな供給元でも使えることもあります。 電源が接続できない環境で、エアコンを使いたい!などの要望もここ最近多いわけですが、そこで近年ポータブル電源を搭載する方も増えて来ました。ポータブル電源はトレーラーに100Vを供給可能で、トレーラーの100V製品を外部電源を接続しなくても使える便利なものではありますが、あくまでバッテリーです。 容量も様々で、小さな容量の物は使える時間が短かったり、供給できるアンペア数も小さいです。 大きな物は使える電気の量はふえますが、本体が大きかったり、重さもあります。 あくまでバッテリーなので、200ahクラスのポータブル電源で、使えて標準エアコンの場合で2~3時間、家庭用エアコンで8時間程度となります。消費電力が大きいエアコンになればなるほど使える時間も短くなります。

外部電源を接続したようにはいかないと思ってください。 ポータブル電源を車に乗せて充電しながら使いたいなど、様々なカスタムは物理的には可能ですが、これらはやはり電気に詳しくないと、設備も複雑になり、トラブルの際にも対応できないので、電気に詳しい方が行うべきです。 よく家のコンセントに繋いで使ったら家のブレーカーが飛んでしまった!というお話をいただきますが、これらの原因の多くは差し込んさコンセントの先に他の家電がつながっていたということが一番多い原因です。

家のコンセントは基本的には15A(1500W)まで使えるというコンセントが付いています。そこにトレーラー(15A必要のもの)をつなぐ。その先に洗濯機などがつながっていた場合、普段は使えたのに、洗濯機を回した瞬間ブレーカーが飛ぶということになります。 ブレーカーには種類があり、15A.20A.30Aなどがあります。15Aのブレーカーの場合1500Wの商品電力を超えたらブレーカーがおち、安全を保つことになっています。

ご自宅でつなぐ場合には、コンセントの先に何も繋がっていないか! 十分の容量があるか確認することが大切です。


トレーラーは外部電源100Vを接続して使うと、100V製品には100Vをそのまま供給して使え、100Vから12Vに変換して12V製品を使ったり、バッテリーを充電するという仕組みになっています。 トラベルトレーラーは家と車が一体化したものです。なので、電気設備もその様になっていまるわけです。

アメリカントレーラーの性能を活かして快適に使えるには十分な電力を供給してくれる設備を備えたキャンプ場を利用するのがベストです。 または15A程度のキャンプ場に合わせたトレーラーを購入するというのも現実的です。 電気は本当に難しく、様々なカスタム方法がありますが、電気に詳しければさほど難しいことではないですが、電気知識にあまり自身がない方は、難しくなく、安全に使えるカスタムにとどめましょう。 アメリカンは設備が複雑なので、色々カスタムする人は少ないのですが、ヨーロッパモデルは多くの方が電気に手を加えています。見ると基準をクリアしない細い線で作業してあったりと、怖い車両もあり、 火災の原因にもなります。 電気を理解すればちょっとしたカスタムでも十分快適に使えます。やみくもにバッテリーを増やしたり、ソーラーパネルをやたら積んでも、いみがないこともあります。 どの様に使うトレーラーにしたいのか! またそれらに対する知識を持っているかで決まってきます。 これら電気的知識を持たないと快適に使いこなせないと言えます。これはアメリカンだけに限らず全てのキャンピングカーについて言えることです。 電気は気をつけないと機器の破損や火災の原因にもなりかねません。 安全でトラブルの少ない快適な旅を過ごせるよう少し電気の勉強もしてみましょう。 皆様の参考になれば幸いです。




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